Smart Construction Dashboard User Manual 日本語版 (2023.11.29)

はじめに

ユーザーはSmart Constructionアカウントを使用してビューアにアクセスできます。ユーザーは各企業に所属し、そこで現場データを共有し観覧します。管理者アカウントにより、企業に対してユーザーの追加と削除ができます。

企業の新規設定

企業の管理者アカウントで使用するeメールアドレスを選択します。入力したeメールアドレスに、ポータル観覧のためのSmart Constructionアカウントを作成するのに必要なアクティベーションリンクが届きます。指示内容に従ってアカウントを作成してください。

Smart Constructionポータル

自社への新規ユーザー追加

あるユーザーを自社に追加すると、そのユーザーはすべてのプロジェクトを参照できるようになります。

新規ユーザーを企業に追加するには、管理者アカウントが必要です。

一覧右の「組織管理」をクリックし、左側のナビゲーションで「メンバー」を選択

「社外ユーザーを招待する」または「社内ユーザーを新規追加する」を選択します。

Smart Construction Dashboardにアクセス

アカウントの作成後は、Smart Construction Dashboardにアクセスできます。ブラウザ上でhttps://dashboard.smartconstruction.com/に移動します。

Smart Constructionでサインイン」をクリックし、ログイン情報を入力します。資格情報を入力するために「Smart Constructionへのログイン」ページに案内されます。

Smart Construction DashboardからSmart Constructionポータルにアクセス

Smart Construction Dashboardアプリケーションから、いつでもSmart Constructionポータルにアクセスできます。ビューア右上のユーザーアイコンをクリックしてアカウントメニューを開き、「アカウント管理(Smart Construction)」をクリックしてSmart Constructionポータルを開きます。

ユーザーサポートメニュー

ユーザーサポートメニューは、Smart Construction Dashboard画面の右上隅にある"?アイコンをクリックして、開くことができます。このメニューには以下の項目があります。

  • ユーザーマニュアル
  • 利用規約
  • チュートリアルを表示する
  • サポート
  • リクエスト送信
  • バージョンナンバー

ユーザーマニュアル

利用規約

チュートリアルを表示する

  • Smart Construction Dashboardのチュートリアルを開きます。このチュートリアルでは、各機能の使い方を順を追って説明しています。

サポート

  • Smart Construction Dashboardのカスタマサポートウェブサイトを開きます。このサイトでは、リリースノート、FAQ、トラブルシューティングに関する情報が提供されます。

リクエスト送信

  • ウェブ上でSmart Constructionのサポートセンターに連絡してください。

バージョンナンバー

プロジェクト

あるユーザーが作成したプロジェクトは、同じ企業の他のメンバーも参照できます。

プロジェクト一覧ページ

サインイン後のデフォルトのページはプロジェクト一覧ページです。ここには、自社で作成され、あなたがメンバーになっているすべてのプロジェクトまたは現場が表示されます。このページから以下のことができます。

既存プロジェクトを開く

プロジェクトを開く

Smart Construction Dashboardでプロジェクトを開くには、青い「開く→」(右矢印)アイコンをクリックします。

プロジェクトを共有する

プロジェクトを共有するためのリンクを取得するには、コンテキストメニューを開いて「共有」を選択します。リンクがクリップボードにコピーされます。

自社の他のメンバーだけがプロジェクトへのリンクにアクセスできます。

名前によるプロジェクト検索

プロジェクトの検索」テキストボックスにプロジェクト名を入力して、プロジェクト一覧をフィルタリングできます。

プロジェクト一覧の並べ替え

プロジェクト一覧を、現場名、プロジェクトの最終更新日付、または現場のステータスによって並べ替えるには、それぞれの列見出しをクリックしてください。プロジェクトを昇順または降順で並べ替えることができます。

新規プロジェクトの作成

ユーザーデータから新規プロジェクトを作成するには「新規プロジェクトの作成」ボタンをクリックします。

施工現場の選択するように求められます。使用可能なものがない場合は、「Smart Constructionで現場を管理する」をクリックして作成して下さい。

「Smart Constructionで現場を管理する」を起動したら、「現場を新規作成する」ボタンをクリックしてください。

現場詳細情報(名前、住所情報、現場位置、単位、施工開始日・終了日など)を入力します。

現場詳細情報を確認したら、「新規登録する」をクリックして現場を作成します。 Smart Construction Dashboardに戻り、取り込む現場を一覧から選択した後、「次へ」をクリックします。

現場座標系の設定

座標系は現場ごとに定義しなければなりません。現場座標系は次の方法で設定できます。

  1. 基準点情報を示すローカライゼーションファイルをアップロードします。サポートされているフォーマットはTopcon(.gc3、.tc3)とTrimble(.cal、.dc)です。
  1. 現場に固有の座標系を手動で選択します。

ファイルをアップロードする

「ファイル選択」またはサポートされているローカライゼーションファイルをドラッグアンドドロップします。これで、プロジェクト現場の座標系、厳密な現場位置、および推奨タイムゾーンが設定されます。

基準点の観覧方法の詳細については「基準点」を参照してください。

座標系を選択

最初に「現場を見つける」をクリックして、現場位置を指定する。

地図表示上で現場位置に移動します。

地図上の現場位置をクリックします。続いて「場所を確認」を選択します。

現場の適切な座標系と垂直基準を選択してください。

「次へ」をクリックします。

現場単位の確認

Smart Construction Dashboardは、Smart Construction現場情報からすべての現場単位を取り込みます。

計測実行時に表示する「勾配」の単位を以下から選択できます。

  1. 角度(°)
  1. 勾配率(%)
  1. 比率(:)

これは各種設定でも変更できます。

プロジェクトの詳細を確認したら、最後に「新規作成」をクリックします。

ビューアの基本

ビューアでは、ユーザーはプロジェクトを開いたときにアクセスした現場の可視化、計測、および分析ができます。

1 プロジェクト表示 – 3Dビューに表示されている現在のプロジェクトを表示します。

2 ユーザーアイコン – 現在サインインしているSmart Constructionユーザーを表示します。

3 3Dビュー – 現場の表面データを表示、注釈付け、および計測ができます。

4 ナビゲーションウィジェット – 3Dビューの向きを設定できます。

5 座標と地図縮尺 – 座標点と縮尺を表示します。

6 全画面表示ボタン – 3Dビューを最大化します。

7 タイムライン – 現在のプロジェクト時刻と現在表示されているデータセットを制御します。

8 サイドパネル – 各主要機能にアクセスできます。

  • データレイヤー – このプロジェクトに関連するデータをアップロードおよび操作できます。「データレイヤー」の章を参照してください。
  • 計測 – 注釈と計測。「注釈と計測」の章を参照してください。
  • 設定パネル – 現場のプロパティを環境設定します。「各種設定」の章を参照してください。
  • 建機ファイル転送 – 現場建機にアクセスします。「現場建機」の章を参照してください。
  • プロジェクトファイル – プロジェクトファイルにアクセスしてダウンロードします。「プロジェクトファイル」の章を参照してください。
  • メッセージ – Smart Construction Dashboardモバイルアプリに指示メッセージを送信し、モバイルアプリからのレポートを閲覧します。「メッセージ」の章を参照してください。
  • 計測指示 – Smart Construction Rover (R)に計測指示を送信し、このメニュー上で計測結果を閲覧します。「計測指示」の章を参照してください。

  • 外部アプリケーションへのアクセス – 転圧管理機能、出来形管理機能を開くことができます。
  • PDFレポートの作成 – 現場のPDFレポートを生成します。「レポート作成」の章を参照してください。
  • スクリーンショット(PNG) – 現在のビューのスクリーンショットを生成します。「スクリーンショット」の章を参照してください

9 計画・進捗切土・盛土ウィジェット – 切土・盛土量の施工領域全体の進捗を算出します。「計画・進捗切土・盛土ウィジェット」の章を参照してください。

10 ステータスバー – プロジェクトステータスを表示します。「アップロードとタイリングステータスレポートの作成」の章を参照してください。

3Dビューのナビゲーション

3Dビュー上では、以下に概要を示す各コントロールを使用して現場のナビゲーションと探索ができます。

マウス操作 地図上で左クリックし、ドラッグして3Dビュー上を移動します。 右クリックし、ドラッグして3Dビューで拡大または縮小します。 トラックホイールを押さえたまま、3Dビューを傾けたり回転させます。

ビューのリセット ナビゲーションウィジェットのホームアイコンをクリックしてビューをリセットします。

ホームビューは「各種設定」>「表示」で変更できます。

マップ表示を目的の範囲とビューに移動した後、「現在のビューをホームに設定する」をクリックします。

ズーム 右クリックしてドラッグするか、マウスでスクロールするか、ナビゲーションウィジェットの「+」または「-」ボタンをクリックしてズームを調整します。

回転 ナビゲーションウィジェットのコンパスホイールをクリックしてドラッグし、基本方位に沿ってビューを回転する。

オービット マウスを中クリックしてドラッグするか、ナビゲーションウィジェット内のジャイロをクリックしてオービットにドラッグします。

全画面表示 全画面表示ボタンをクリックして、3Dビューを最大化します。 サイドパネルとタイムラインを折りたたみます。 小矢印をクリックして、サイドパネルとタイムラインを個別に折りたたみます。

サイドパネルとタイムラインを折りたたむ。 小矢印をクリックして、サイドパネルとタイムラインを個別に折りたたみます。

タイムライン

タイムラインは、現在のプロジェクト時刻を制御し、シーンに現在表示されているデータセットを制御します。タイムラインには、「オルソ」、「測量データ」、「施工履歴データ(建機)」の3つのレイヤーがあります(「データレイヤー」の章を参照)。

タイムラインで示された時刻に、最新タイムのタグ付きデータセットがレイヤーごとに表示されます。

時刻を変更するには、タイムラインをクリックして前後にドラッグします。

丸印は、その時点でデータセットが使用できることを示します。塗り潰された丸印は、データセットが現在3Dビューに表示されていることを示します。

丸印をクリックすると、3Dビューでレイヤーがオンになります。選択されたレイヤーのアイコンは中心部が白くなります。

タイムラインを使用して以下のことができます。

タイムラインをクリックして前後にドラッグすることで、3Dビューに表示される現時刻を変更できます。

スライダをドラッグして、タイムラインのスケールを調整します。

再生、一時停止、または逆再生します。

再生速度を増減させます。

現時刻に設定します。

データレイヤー

データレイヤータブは、このプロジェクトのデータレイヤーの一覧を格納しています。各データレイヤーは、測量面または設計面などのデータセットを格納しています。3Dビュー上でデータレイヤーをオン/オフに切り替えできます。「オルソ」、「測量データ」、「施工履歴データ(建機)」などの一部のデータレイヤーは、3Dビューの現時刻に更新され、各データセットに割り当てられた時刻タグに従って表示されます。

  1. データレイヤーを追加 – 新規のデータレイヤーを追加します。「データのアップロード」の章を参照してください。
  1. 背景地図 – 地表の表示を制御します。「地形表示」の章を参照してください。
  1. オルソ画像 – プロジェクトのオルソ画像に関するレイヤー。「背景地図」と「オルソ」の章を参照してください。
  1. 測量データ – プロジェクトの測量データに関するレイヤー。「測量データ」の章を参照してください。
  1. 施工履歴データ(建機) – プロジェクトの施工履歴データ(建機)に関するレイヤー。「施工履歴データ(建機)」の章を参照してください。
  1. 設計 – プロジェクトの設計データに関するレイヤー。「設計」と「ローカライゼーション」の章を参照してください。
  1. 構造物設計データ – 橋やその他の構造物の構造設計データ(BIMデータ)ためのレイヤー。「構造物設計データ」の章を参照してください。
  1. ローカライゼーション – プロジェクトのローカル座標系を定義するローカライゼーションファイルに関するレイヤー。「ローカライゼーション」を参照してください。

共通のレイヤー機能

利用中のレイヤー

3Dビューに現在表示されているレイヤーは青で強調表示されます。

表示/非表示の切り替え

目のアイコンをクリックして、3Dビュー上のデータレイヤーの表示/非表示を切り替えます。

透明度

「透明度」スライダをクリックしてドラッグし、3Dビュー上のそのレイヤーの透明度のレベルを0~100%の範囲で調整します。

点のサイズ

「点のサイズ」スライダをクリックしてドラッグし、3Dビューに表示される点群データまたは「施工履歴データ(建機)」レイヤー内の点群の側面を調整します。

データ拡大

「拡大する」アイコンをクリックすることで、3Dビュー上のデータを拡大します。これにより、データが見えるように現在表示されている時刻も調整されます。

データレイヤーグループの展開と折りたたみ。

キャレットアイコンをクリックして、レイヤー詳細を切り替えます。レイヤー詳細は、レイヤーに追加されたデータセットの一覧です。

レイヤー色の調整

設計面、ラインワークなど、一部のレイヤーは色を調整できます。カラーセレクタをクリックして新しい色を選択します。

新規のデータレイヤーを追加する方法については、「プロジェクトへのデータ追加」の章を参照してください。

背景地図

背景地図レイヤーグループは、3Dビューに表示される基層を制御します。背景地図、つまり基層は、3Dビューに表示される基礎となる地図です。

透明度 背景地図の透明度を設定できます。透明度のスライダーを左側にすると、背景地図が透明になります。

背景地図の下の登録データを透過表示しない」のチェックボックスをONにすると、背景地図の下にある、設計データや地形データが、背景地図に隠れるようになります。(デフォルトでは、透過表示されています)

透明度のフェード」のチェックボックスをONにすると、視点が地表から離れた場合(ズームアウト時)に、背景地図のデータが透過表示されず、地表に近づいた場合には、設定した透明度で表示されます。このオプションは、「背景地図の登録データを透過表示しない」のチェックボックスがONの場合のみ有効です。

オルソ

オルソ」レイヤーグループには、Smart Construction Dashboardプロジェクトにアップロードされたか取り込まれたすべてのオルソ写真を格納しています。 編集 – レイヤー名称を変更できます。このとき、オルソ写真のファイル名は変更されません。 データダウンロード – アクセス権のあるソースファイルをダウンロードします。 削除 – Smart Construction Dashboardプロジェクトからレイヤーを削除します。データが取り込まれている場合、ソースデータは削除されません。

測量データ

測量レイヤーグループは、Smart Construction Dashboardプロジェクトにアップロードまたは取り込まれたすべての測量データを格納しています。 補間点を表示 – アップロード中に補間された測量内現場位置を表示します。 編集 – レイヤー名称を変更できます。ソースファイル名は変更しません。 点群編集 – 点群データを編集して、オブジェクトまたは異常を削除できます。「測量データの編集」の章を参照してください。 データダウンロード –アクセス権のあるソースファイルをダウンロードします。 ローカライズされた点群データのダウンロード – プロジェクトのローカルプロジェクションシステムを使用して、測量を.LASフォーマットでダウンロードします。統合データをダウンロード – マージされたXML表面を、選択した解像度(0.5m、1.0m、2.0m)でダウンロードします。 削除 – Smart Construction Dashboardプロジェクトからレイヤーを削除します。データが取り込まれている場合、ソースデータは削除されません。

測量の種類

1. 施工前測量 – 初期測量

2. 測量 – 他のすべての測量データレイヤー

施工履歴データ(建機)

「施工履歴データ(建機)」レイヤーグループは、Smart Construction Dashboardプロジェクトにアップロードまたは取り込まれたすべての施工履歴データ(建機データ)を格納しています。 編集 – レイヤー名称を変更できます。ソースファイル名は変更しません。 統合データをダウンロード – マージされたXML表面を、選択した解像度(0.5m、1.0m、2.0m)でダウンロードします。 削除 – Smart Construction Dashboardプロジェクトからレイヤーを削除します。データが取り込まれている場合、ソースデータは削除されません。

施工履歴データ(建機)タイプ – ダッシュボードは複数タイプの施工履歴データ(建機)データをサポートします。各タイプには、データレイヤーと3Dビューの両方に固有の色があります。 3DMG – 橙アイコン/色 ICTタイプ – 黄アイコン/色 マニュアルアップロード – 紫アイコン/色

設計

設計レイヤーは、Smart Construction Dashboardプロジェクトにアップロードまたは取り込まれたすべての設計データ(設計ファイル、ラインワーク) を格納しています。 目標設計面の登録履歴を確認する – プロジェクト内の「目標設計面(目標形状)」レイヤーに対する変更を観覧できます。「目標設計面の登録履歴」の章を参照してください。 目標設計面(目標形状)として設定 – 選択した設計レイヤーを目標設計面(目標形状)として設定します。目標設計面(目標形状)は、進捗と日々の進捗計測に使用されます。現在の目標設計面(目標形状)は、 垂直オフセットの適用によって示され、ユーザーが設定した正または負の距離によって設計ファイルをオフセットします。新規の設計レイヤーを作成します。 垂直オフセットの編集 – オフセットレイヤーを作成すると、距離値を編集できます。 地表面に投影 – 選択した設計レイヤーを現在の表面に投影します。一部の設計レイヤーでは無効の場合があります。 建機への転送 – 選択した設計ファイルを現場で割り当てた建機に転送できます。 データダウンロード – アクセス権のあるソースファイルをダウンロードします。 TP3ファイルのダウンロード – TP3バージョンのファイル(XMLとDXFのみ)をダウンロードできます。 XMLファイルのダウンロード – XMLバージョンのファイル(TP3とDXFのみ)をダウンロードできます。 編集 – レイヤー名称を変更できます。ソースファイル名は変更しません。 削除 – Smart Construction Dashboardプロジェクトからレイヤーを削除します。データが取り込まれている場合、ソースデータは削除されません。

設計レイヤのグループ機能

設計ファイルをフォルダーに入れ、多数の設計ファイルを整理して見やすくしたり、フォルダ全体を表示・非表示できます。

設計データの見出しの右端にある、フォルダー+ボタンを押して、フォルダーの追加を行います。 レイヤに追加済みの設計ファイルをフォルダーの上にドラッグ&ドロップすることで、フォルダーの下に、設計ファイルが入ります。

※設計ファイル自体が、複数のレイヤを持っている場合には、設計ファイルをフォルダーに入れることができません。

構造物設計データ

構造物設計レイヤーは、レイヤーフォーマットで構造物設計データのコンポーネントを格納しています。各レベルのレイヤーに配置された部品を表示/非表示またはズームすることができます。

データダウンロード – ソースファイルをダウンロードします。

編集 – レイヤー名称を変更します。デフォルトのレイヤー名称は、ソースファイル名と同じです。ファイルCRSは、ファイル読み込み時にSmart Construction Dashboardが誤ったCRSを適用した場合に変更することもできます。

削除 – アップロードされたデータを削除します。

ローカライゼーション

ローカライゼーションレイヤーは、プロジェクトの作成時にアップロードしたローカライゼーションファイル内の基準点データを格納しています。

基準点座標値は3Dビューに表示され、ラベルが付けられます。

ここで基準点の表示/非表示および色を切り替えることができます。

目標設計面(目標形状)と施工前測量レイヤー

Smart Construction Dashboardプロジェクト内には、計測とレポートに使用される2つの主要なレイヤーがあります。

施工前測量は、施工開始前の現場の測量です。施工前測量は、Smart Construction Dashboardプロジェクトごとに1回だけできます。これは、新規の施工前測量レイヤーを削除して再アップロードすることによってのみ変更できます。

目標設計面(目標形状)」は、現場の最終設計を表す設計レイヤーです。「目標設計面(目標形状)」は、Smart Construction Dashboardプロジェクトに読み込まれた任意の設計レイヤーに変更できます。

施工領域全体の自動計測

目標設計面(目標形状)」と「施工前測量」を使用して、現場全体の進捗と日々の進捗が算出されます。この情報は、3Dビューの下部にある「進捗」タブと「日々の進捗チャート」タブに表示されます。

重要 – 「目標設計面(目標形状)」または「施工前測量」を変更すると、すべてのプロジェクトレイヤー再タイリングされ、「進捗」タブと「日々の進捗チャート」タブの各計測値が再計算されます。

計画&進捗切土・盛土ウィジェット

地図ビューの右下隅に計画ウィジェットと進捗ウィジェットがあります。

進捗を有効にするには、次のデータレイヤーが必要です:目標設計面(目標形状)、施工前測量、および計測データまたは施工履歴データ。

計画ウィジェットには、計画切土・盛土量と計画盛土量が表示されます。

進捗ウィジェットには、現在の日付またはカレンダーピッカーで選択した日付に基づいて、現場の切土・盛土量と進捗率(%)が表示されます。

必要なデータが設定されていない場合は、まだ必要とされるファイルごとに通知が表示されます。

ヒートマップ&分類ウィジェット

下部パネルの「進捗」タブには、3Dビューで施工領域全体の計測として進捗を表示する、「なし」、「ヒートマップ」、「分類」の各オプションがあります。 「ヒートマップ」オプションには現場の進捗率(%)が表示されます。各色は、デフォルトの進捗算出色に設定されます。ユーザーが現場レイヤーの進捗計測を作成した場合のように3Dビューに同じ色が表示されます。

「分類」オプションでは現場の進捗も表示されますが、以下に示す分類方法が使用されます。

プロジェクトへのデータ追加

現場のデータだけでなく、設計データも現場で表示できます。データまたは設計は、データレイヤーとしてプロジェクトに追加されます。データレイヤーには数種類あります。たとえば、タイムタグ付き収集データセット(「オルソ」、「測量データ」、「施工履歴データ(建機)」など)や、静的データセット(設計面、設計平面図、オーバーレイデータなど)です。

データを追加するには、コンピューターからファイルをアップロードするか、ドローンサービスからの測量データを取り込むか、または利用できる場合外部アプリケーションの取り込みができます。

一部のデータセットにはデータセットのキャプチャ時刻が必要です。データセットが現場で収集された時刻、またはその前後の時刻を使用してください。データセットがSmart Construction Dashboardに表示されると、選択した時点で使用できるデータが表示されます。

データのアップロード

データをアップロードするには、データレイヤーペインを開き、「+データレイヤーを追加」をクリックする か、 ファイルを左側のパネルにドラッグアンドドロップします。 Smart Construction Dashboardはファイルタイプを自動検出し、ファイルタイプに基づいて取り込みオプションを表示します。

データソースからの取り込み

ファイルのアップロード – Smart Construction Dashboardプロジェクトにファイルを直接アップロードできます。

Everyday Drone – Smart Construction Droneからデータを取り込めます。詳細は「Everyday Drone」の章を参照してください。

Smart Construction Edge 2 – ドローンデータを取り込めます。詳細は「Smart Construction Edge 2」の章を参照してください。

Propeller – 既存のPropellerプロジェクトから測量データを取り込めます。詳細は「Propeller」の章を参照してください。

ローカルデバイスのフォルダに移動するには、「ファイル選択」をクリックするか、またはアップロードボックスにファイルをドラッグアンドドロップします。

地域ごとに使用可能な取り込みソース

ユーザーの地域に応じて、特定のアップロードオプションが使用可能かまたは非表示になります。日本地域では以下が表示されます。

  • Everyday Drone
  • Smart Construction Edge 2

北米では以下が表示されます。

  • Propeller

欧州では以下が表示されます。

  • Everyday Drone
  • Smart Construction Edge 2

豪州では以下が表示されます。

  • Everyday Drone
  • Smart Construction Edge 2
例:北米地域

「ファイルのアップロード」の横にある「?」のツールチップをクリックすると、サポートされているファイルタイプが表示されます。 ユーザーが選択したファイルタイプに応じて、そのファイルタイプに固有の取り込みオプションが表示されます。

設計またはラインワークとして取り込む

設計ファイルまたはラインワークファイルを取り込むには、受け入れられるファイルタイプを1つ選択し、目的の「登録データの種類」を選択します。 「設計」または「ラインワーク」としてアップロードする場合は、「タイムスタンプ」オプションと「施工開始前」オプションは使用できません。 DXFの場合、「詳細設定」には「点群形式」(ENZまたはNEZ)と「座標の高さ情報をそのまま使用する」が含まれます。これは、ファイル埋め込みプロジェクションの代わりに現場の垂直基準を使用するオプションです。 TP3の場合、「詳細設定」には「座標の高さ情報をそのまま使用する」のみが含まれます。

カスタムプロジェクションを使用 – デフォルトの代わりに使用する座標系を選択することができます。データに埋め込み座標系が含まれている場合、それがデフォルトとして使用されます。それ以外の場合は、現場の座標系がデフォルトとして使用されます。

TP3の場合、「詳細設定」には「座標の高さ情報をそのまま使用する」のみが含まれます。

測量データまたは施工履歴データとして取り込む

「測量データ」ファイルまたは「施工履歴データ(建機)」ファイルを取り込むには、受け入れられるファイルタイプを1つ選択し、目的の「登録データの種類」を選択します。

測量が選択されている場合、「施工開始前」測量として設定するオプションを選択できます。

現場に施工前測量が1件あると、このオプションは使用できなくなります。現場の施工前測量が削除された場合、このオプションは再度使用可能になります。

カスタムプロジェクションを使用 – デフォルトの代わりに使用する座標系を選択することができます。データに埋め込み座標系が含まれている場合、それがデフォルトとして使用されます。それ以外の場合は、現場の座標系がデフォルトとして使用されます。

TP3の場合、「詳細設定」には「座標の高さ情報をそのまま使用する」のみが含まれます。

オルソ画像として取り込む

オルソ画像を取り込むには、tiffファイルを選択します。tiffファイルを1つアップロードするときに使用できる「登録データの種類」は「オルソ」のみです。

ユーザーには、マージする複数のオルソファイルをアップロードするオプションもあります。

DTM/DSMデータとして取り込む

ファイルを複数選択すると、「DTM/DSMデータ」のオプションが表示されます。 マージされたオルソ画像をアップロードするには「登録データの種類」を使用します。 レイヤー名称と日付は編集可能です。

「DTM/DSMデータ」を取り込むには、ユーザーは、アップロードする複数ファイル(オルソ画像とDTMファイルのペア)を選択しなければなりません。 「登録データの種類」を「DTM/DSMデータ」に設定します。 「施工開始前」オプションと「詳細設定」が使用可能になります。 高さ基準 – ダッシュボードはこの垂直基準を自動検出しますが、ユーザーは手動でも選択できます。

どのファイルを「画像」として分類し、どのファイルを「地形」として分類するかを選択します。 「取り込み」をクリックします。

オーバーレイデータとして取り込む

「オーバーレイデータ」ファイルをアップロードする場合、「詳細」オプションは使用できません。必要な場合レイヤー名称を編集し、「取り込み」をクリックします。

許容誤差の調整

データ収集のわずかな違いを考慮して、土量計測で表面比較時に高さのわずかな違いを無視できます。 データを取り込むかまたはアップロードする場合は、「指定した高さまでの計測差分を切り捨てる」スライダを、比較対象表面間の最大高低差に調整します。 「指定した高さまでの計測差分を切り捨てる」オプションでは、計測した点群高のぶれの影響を軽減するための閾値を設定することができます。

ファイルタイプ

データレイヤータイプ受け入れられるファイルタイプメモ
オルソ オルソイメージはトポロジの2Dイメージで、背景地図に重ねられます。GeoTIFF (.tiff, .tif)ファイルはジオリファレンスされていなければなりません。 すべてのGeoTIFFファイルは、ファイル内で定義されている単位を使用して処理されます。
点群測量データ 広い領域にわたって収集されたドローンからのトポロジデータ。これにより、アップロードされたファイル内の特徴を計測できます。LASer (.las, .laz) CSV (.txt, .csv), LandXML (.xml)すべてのLASerファイルは、ファイルで定義された単位を使用して処理されます。 ジオリファレンスされているLASerファイルは、ファイルで定義された座標系を使用して処理されます。それ以外の場合は、プロジェクトで指定された座標系が使用されます。 CSVファイルは常に、プロジェクトで指定された座標系と単位(メートル、国際フィート、または米国測量フィート)を使用して処理されます。
施工開始前測量 初期地形を表すデータセット。LASer (.las, .laz) CSV (.txt, .csv) LandXML (.xml), DXF (.dxf)「目標設計面」がプロジェクトに登録されている場合、欠落している測量範囲は目標設計面で補間され、より正確な進捗計測値が生成されます。 すべてのLASerファイルは、ファイルで定義された単位を使用して処理されます。 ジオリファレンスされているLASerファイルは、ファイルで定義された座標系を使用して処理されます。 それ以外の場合は、プロジェクトで指定された座標系が使用されます。CSVファイルは常に、プロジェクトで指定された座標系と単位(メートル、国際フィート、または米国測量フィート)を使用して処理されます。 LandXMLと一部のDXFファイルの単位は、ファイル自体において指定されます。単位が設計ファイルで指定されていない場合は、プロジェクトの単位が使用されます。 ジオリファレンスされているDXFファイルは、ファイルで定義された座標系を使用して処理されます。それ以外の場合は、プロジェクトで指定された座標系が使用されます。
施工履歴データ(建機) 現場で稼働している建機から収集された高解像度トポロジデータ。CSV (.txt, .csv), DXF (.dxf), LandXML (.xml), LASer (.las, .laz)CSVファイルは常に、プロジェクトで指定された座標系と単位(メートル、国際フィート、または米国測量フィート)を使用して処理されます。
設計面 設計面ファイルは3Dメッシュデータを格納しており、アップロードされたファイル内の特徴を計測します。DXF (.dxf) LandXML (.xml) Trimble (.ttm, .svd, .dsz) TOPCON (.tp3, .tn3)LandXMLと一部のDXFファイルの単位は、ファイル自体において指定されます。ファイル内で単位が指定されていない場合は、プロジェクトで指定されている単位(メートル、国際フィート、または米国測量フィート)が使用されます。 ジオリファレンスされているDXFファイルは、ファイルで定義された座標系を使用して処理されます。それ以外の場合は、プロジェクトで指定された座標系が使用されます。
設計平面図 線形、中心線、測点、または現場にオーバーレイできるその他の特徴などのベクター設計データ。DXF (.dxf) LandXML (.xml) Trimble (.svl, .dsv) TOPCON (.tp3)LandXMLと一部のDXFファイルの単位は、ファイル自体において指定されます。単位が設計ファイルで指定されていない場合は、プロジェクトの単位が使用されます。 ジオリファレンスされているDXFファイルは、ファイルで定義された座標系を使用して処理されます。それ以外の場合は、プロジェクトで指定された座標系が使用されます。 ラインワークファイルで定義されたレイヤー構造は保存され、設計レイヤーのサブレイヤーとして表示されます。各サブレイヤーは個別にオン/オフ切り替えができ、色を指定できます。
オーバーレイデータ 現場にオーバーレイできる点、線、多角形、 またはその他の特徴を含むカスタムデータ。CZML (.czml) GeoJSON (.json, .geojson) KML (.kml, .kmz)ファイルは、仕様で定義されている 「EPSG 3875:WGS84 Spherical Mercator」(別名Web Mercator)プロジェクションで常に処理されます。 デフォルトでは、データはWGS84楕円体の高さに表示されます。対照的に、プロジェクトデータは、プロジェクトの座標参照系によって定義されたジオイドの高さに表示されます。 WGS84楕円体の代わりにレイヤーを現場のジオイドに一致させるには、データレイヤー一覧のコンテキストメニューから「地面に固定」オプションを選択します。
構造物設計データ 橋脚のような構造物の構造設計データ。IFCファイル(.ifc)IFCファイルには橋やその他の構造物のコンポーネントがレイヤーフォーマットで含まれます。各レベルのレイヤーに配置された部品を表示または非表示にすることができます。

データの取り込み

Smart ConstructionアカウントがDroneサービスにアクセスできる場合、オルソレイヤーと測量データレイヤーをDroneサービスから取り込めます。

Smart Construction Edge 2

Smart Construction Edge 2からドローンデータを取り込むには、「データレイヤー」パネルを開き、「データレイヤーを追加」をクリックして、「Smart Construction Edge 2」を選択します。

Smart Construction Edge 2に紐付いたグループIDを指定します。

Smart Constructionグループで使用できるデータが表示されます。取り込むデータを選択し、「次へ」をクリックします。

選択したファイルタイプに基づいて、取り込むデータのオプションが使用可能になります。

Propeller

Propellerからドローンデータを取り込むには、「データレイヤー」パネルを開き、「データレイヤーを追加」をクリックして、「Propeller」を選択します。

注意:ファイルを取り込むには、最初にPropellerポータルに現場を登録しなければなりません。

Smart Constructionグループで使用できるデータが表示されます。取り込むドローンデータセットの日付を選択します。

取り込むデータセットの日付を選択し、「取り込み」をクリックして追加します。ファイルの転送と処理が開始します。

Everyday Drone

Edge Boxからドローンデータをインポートするには、「データレイヤー」パネルを開き、「データレイヤー」パネルを開き、「データレイヤーを追加」をクリックして、[Everyday Drone]を選択します。

Droneデータに紐付いた「グループID」を指定します。

Smart Constructionグループで使用できるデータが表示されます。取り込むドローンデータセットの日付を選択し、「次へ」をクリックします。

「計測種類」の選択 – 不要物除去をしたオブジェクトまたはオリジナルでデータをアップロードすることを選択できます。 「補間」オプションのオン/オフ切り替えができます。この設定では、周囲の点に基づいてデータの穴を埋めます。 「取り込み」をクリックします。ファイルの転送と処理が開始します。

アップロードとタイリングステータスレポート

プロジェクトは最新です。 現在アップロード/処理/タイリング中のファイルはありません。 施工領域内でエラーは発生していません。

プロジェクトの更新 ファイルはアップロードまたはタイリングの処理中です。 ドロップダウン矢印は、更新保留中を表示しています。

ファイルのアップロードが開始すると、データレイヤーが「プロジェクトの更新」一覧に表示されます。 データレイヤーに「アップロード中」(緑のドーナツ形進捗バー)が表示されている間は、必ずブラウザを開いたままにしてください。 サーバーは、新規ファイルをアップロードするときに、更新の有無と再タイリングの必要性をチェックします。

進捗アイコンの定義

進捗アイコンにカーソルを合わせると、ステータスラベルを示すツールチップが表示されます。

アップロード中の削除/キャンセル ユーザーはアップロード処理中にファイルを削除できます。 キャンセルしたい場合はファイルの縦3点ボタン︙をクリックします。>「削除」>「削除の確認」 アップロードがキャンセルされます。

プロジェクト更新がブロック 何か(不良ファイル)がプロジェクトのそれ以上の更新を阻止していることを意味します。 ユーザーはエラーを発生しているファイルを削除して、保留中の更新情報を表示できます。 問題のファイルを削除することで解決できます。 小さい赤い記号は問題のあるファイルを示します。

レイヤーのプロパティの環境設定

アップロードされたデータがSmart Construction Dashboardの3Dビューに思うように表示されない場合があります。これは、設計ファイルまたは点群ファイルが作成された時点で座標系情報や単位情報が適切に埋め込まれていないことが原因です。Smart Construction Dashboardではアップロード後にファイル内の情報を編集することができます。座標系を適切に再指定することで、Smart Construction Dashboardはファイル内のCRS情報が不完全でも適切に読み込むことができるようになります。

変更できるプロパティ

レイヤー名称 – レイヤー名称(デフォルトではファイル名に設定)を変更することができます。

タイムスタンプ – 取り込みの時点で設定されたタイムスタンプを変更することができます。

詳細設定オプション

補間 – 周囲の点群に基づいて穴が埋められます。

座標の高さ情報をそのまま使用する – ローカライズされたプロジェクトでは、データが平均海面として読み取られます。このオプションを使用すると、Smart Construction Dashboardはデータを楕円体高として読み取ります。(このオプションの使用は推奨されません。代わりに「カスタムプロジェクションを使用」を使用して楕円体高を指定できます(推奨)。

最小高さ – 「指定した高さまでの計測差分を切り捨てる」オプションでは、計測した点群高のぶれの影響を軽減するための閾値を設定することができます。

距離単位 – ファイルを読み取るときの距離単位を変更します。(デフォルトでは、ファイルに埋め込み単位がある場合はその単位が適用され、それ以外の場合はプロジェクトの距離単位が適用されます。)

カスタムプロジェクションを使用 – デフォルトの代わりに使用する座標系を選択します。データに埋め込み座標系が含まれている場合、それがデフォルトとして使用されます。それ以外の場合は、現場の座標系がデフォルトとして使用されます。

詳細設定オプションを変更するとSmart Construction Dashboardは関連のデータレイヤーを再表示し、これには時間がかかりますのでご注意ください。

地形データのマージ

計測データまたは施工履歴データレイヤーがプロジェクトに追加されるたびに、以前の地形とマージされて、施工領域全体の最新で完全なビューが生成されます。最新のデータセットのデータが使用できない場合は、前回使用できたデータが使用されます。

施工前地形の変更

測量データから「施工前地形データとして登録」を選択します。

(※すでに施工前地形データとして登録している測量データに対しては選択ができないような表示になります)

変更理由を確認し、「変更を送信する」ボタンを選択すると、施工前地形が変更されます。

施工前地形を変更すると、統合地形データを更新するため、再処理が行われます。

目標設計面(目標形状)として設計面を登録

表面データを持つ任意の設計レイヤーを目標設計面として登録できます。これは、土量と進捗の計測に使用されるデフォルトの設計面です。目標設計面(目標形状)レイヤーには、開始アイコンのラベルが付けられます。

現場の目標設計面(目標形状)を設定するには、ユーザーは以下をしなければなりません。

  1. コンテキストメニューをクリックします。
  1. 目標設計面(目標形状)として設定」を選択します。
  1. 「目標設計面(目標形状)の内容の変更」を確認し、「変更を送信する」を選択します。
  1. 選択したレイヤーが目標設計面(目標形状)として設定されます。

目標設計面の登録履歴

「目標設計面(目標形状)」に対する変更はすべてSmart Construction Dashboardによって「目標設計面の登録履歴」にキャプチャされます。「目標設計面(目標形状)」レイヤーに対する以下の変更は履歴で追跡されます。

重要 – 現在の各「目標設計面(目標形状)」を変更または削除すると、すべてのプロジェクトレイヤー再タイリングされ、「進捗」と「出来高管理表」の各計測値が再計算されます。

地形表示

「測量」表面と「施工履歴データ(建機)」の各表面は、点群、メッシュ、または両方の組み合わせとして表示できます。デフォルトは点群です。表示を変更するには、「データレイヤー」パネルのラジオボタンを使用して好みの表示タイプを選択します。

「点群」では、表面は点が個別に色分けされた点群として表示されます。

「メッシュ」では、表面が三角メッシュの上オーバーレイされた画像(TIN:不規則三角網)として表示されます。

「両方」では3Dビューにメッシュ表面と点群表面の両方を表示します。

測量データの編集(不要物除去・内挿補間)

測量データの編集(測量編集)は、測量された、点群データ(Txt, CSV, LAS)または、DTMデータ(GeoTiff)に含まれる建機や建物などの不要物を範囲を指定して除去するための機能です。

土量または表面の計測に含めるべきでない植生、設備、またはその他のオブジェクトを削除できます。

測量編集するには、測量レイヤーを選択し、コンテキストメニューを開き(クリックし)、「測量編集」をクリックします。「測量編集」パネルが開きます。

「測量編集の追加」をクリックして、新規の測量編集を追加します。

3Dビュー内でクリックして、削除する領域を囲む多角形を定義します。 「編集」ボタンをクリックすると、多角形の形状を変更できます。 「削除」ボタンをクリックすると、選択した多角形を削除できます。

「適用」をクリックして点群データの再処理を開始し、多角形内の領域を削除または平坦化します。処理が完了すると、表示が新規の表面に更新されます。

「測量編集」メニューにアクセスし、追加した領域を削除することで、編集した範囲をいつでも削除できます。

測量編集で測量を変更(追加、削除、編集)すると、プロジェクト内のデータが再処理されます。 測量編集を作成または変更すると、このレイヤーの点群ビューと測定値が変更されます。メッシュビューは変わりません。

注釈

注釈は、クリックして追加するオブジェクトです。多角形を描画したり、マーキングを追加したりできます。注釈は、プロジェクト分析に役立つ追加情報でシーンをマークアップする方法です。注釈を作成後、単一または複数の標高プロファイル、勾配、切盛土量の計測などを注釈に追加できます。

  1. 注釈ツール – 注釈の作成に使用します。「注釈の作成」を参照してください。
  1. 現在の注釈 – プロジェクト内の現在の注釈の一覧です。
  1. 3D横断図 – 3D横断図のコントロール。
  1. 地形状況 – 標高、勾配、および等高線の視覚的ガイドです。

マーキング 特定の座標値を計測します。

線 選択したパス上の断面と距離を分析します。

多角形 選択範囲の切土・盛土量とその他の計測値を分析します。

現場 現場全体での切土・盛土量とその他の計測値を分析します。

矢印 パスまたは方向を注釈します。

テキスト テキストで注釈します。

グループ 新規の空のグループレイヤーを作成します。注釈をグループ内にドラッグします。

注釈の作成

作成する注釈のタイプを選択します。選択した注釈のタイプに応じて、ビューを使用して点を収集し、注釈を定義します。

マーキング – 単一点を収集します。

線 – 点を収集して単一の線を定義します。

多角形 – 多角形のための点を収集します。

矢印 – 線を定義します。

テキスト – 単一点を定義します。

この例では、線の注釈を作成します。地図上でクリックして点群を追加します。 「自由描画」と「補助描画」の各オプションの詳細については、収集方法を参照してください。 完了したら、右クリックして線を終了します。

「名前」には注釈の名前を入力できます。 座標値(頂点)が一覧表示されます。線のX、Y値を一覧内で直接編集することも、表示上で編集することもできます。 「保存」をクリックして、線の新規の注釈を保存します。

新規の注釈が作成されます。既存の注釈の編集方法の詳細については、「注釈の編集」を参照してください。

注釈の編集

注釈を編集するには、矢印をクリックして「注釈リスト」から注釈を選択します。

注釈が開き、座標値の編集、名前の設定、メモまたは計測の追加ができます。

「詳細」パネルを開いて、注釈の名前を編集するか、注釈の色を設定します。

注釈の座標値を編集するには、パネル右上の編集アイコンをクリックします。

注釈メモの作成

各注釈にはメモを書き込めます。注釈のメモを編集するには、「メモ」パネルを開き、メモを入力して追加します。

注釈の削除

注釈を削除するには、「注釈リスト」から注釈を選択します。 アイコンをクリックしてサイドメニューを開きます。 「削除」を選択します。

注釈グループ

注釈はグループに分類できます。

注釈ツールバーのグループアイコンをクリックして、新しいグループを作成します。

編集アイコンをクリックしてグループの名前を変更します。 名前を入力し、確認アイコンをクリックします。

注釈をグループフォルダ内にドラッグして、グループに注釈を追加します。

注釈をグループフォルダ外にドラッグして、グループから注釈を削除します。

注釈収集モード

線と多角形の各注釈は、次の2モードを使用して収集できます。

自由描画 – ビューの任意の場所をクリックして注釈を収集/定義できます。

補助描画 – ユーザーが2つの開始点を指定すると、Smart Construction Dashboardアプリケーションは自動的に類似した点を収集します。これにより、尾根線、ストックパイル、または仮設道路に沿って、あるいは、その下部で注釈を高速に収集できます。

自由描画収集モード

作成する注釈のタイプを選択します。この例では、線の注釈を作成します。

地図上でクリックして点群を追加します。 完了したら、右クリックして注釈を終了させます。

収集した点群の一覧が表示されます。 点群は、ビューにも表示されます。 X、Y値を入力することで、一覧内の点群を編集できます。 ビューの表示内で点群をクリックしてドラッグすることによって、それらを変更することもできます。 「保存」をクリックして、線の新規の注釈を保存します。

新規の注釈が作成されます。既存の注釈の編集方法の詳細については、「注釈の編集」を参照してください。

補助描画収集モード

作成する注釈のタイプを選択します。この例では、線の注釈を作成します。

「補助描画」オプションを選択します。 補助描画では、追加の点を自動収集するために使用する「方向」、 点の間隔、および勾配を定義するために2点を入力する必要があります。

通常は尾根線沿いかまたはストックパイルの下部を指定します。

1点目を入力します。

2点目を入力します。

2点目を入力した後、アプリケーションは類似の勾配の追加点を決定し、それらを線に追加します。 収集した点は必要に応じて編集できます。 「保存」をクリックして、線の新規の注釈を保存します。

新規の注釈が作成されます。既存の注釈の編集方法の詳細については、「注釈の編集」を参照してください。

地形状況

注釈の収集を支援するために、「地形状況」では、「等高線」とともに「勾配」と「標高」の各計測値に高速にアクセスして表示します。

「地形状況」のメニューには以下のオプションがあります。

  1. 地形状況の表示/非表示のオン/オフを切り替えます。
  1. 地形状況のタイプを環境設定します。
  1. 地形ガイドに使用する表面を選択します。デフォルトは現時刻です。「設計面」、「測量」、「施工履歴データ(建機)」のいずれかのレイヤーを選択できます。

地形状況は、「計測」パネルと「注釈」パネルで使用できます。

勾配

選択した表面の勾配値を表示します。カラーランプの選択とともに、「最小」と「最大」の各標高値を変更できます。

標高

選択した表面の標高値を表示します。カラーランプの選択とともに、「最小」と「最大」の各標高値を変更できます。

等高線

選択した表面の等高線を表示します。カラーランプの選択とともに、「最小」と「最大」の各標高値を変更できます。

計測

計測は注釈に紐付けられています。注釈タイプごとに、使用可能な計測タイプのセットは異なります。単一の注釈には単一または複数の計測タイプが紐付いています。各注釈タイプで使用できる計測は以下のとおりです。

計測対象表面の選択

ほとんどの計測では、計測する表面を任意に選択できます。

測量データまたは「施工履歴データ(建機)」から表面を指定するには、「地形」をクリックし、使用可能な日付を一覧から選択します。 選択した表面は、最新基準形状の高さデータを格納しており、以前の表面まで低下します。 アップロードまたは取り込まれた測量データに前回更新された表面データには、測量アイコンが表示されます。 新規の「施工履歴データ(建機)」情報によって前回更新されたデータには、建機アイコンが表示されます。

設計面(TIN)を指定するには、「設計」をクリックし、ドロップダウンリストから設計モデルを選択します。目標設計面が登録されている場合、それがデフォルトオプションになります。

マーキング計測

作成した新規のマーキングに移動します。「新しい計測の追加」を選択します。「標高」、「勾配」、「標高履歴」のいずれかのオプションを選択できます。

標高 計測データまたは設計データの標高値を計測します。

勾配 計測データまたは設計データの勾配値を計測します。

標高履歴 特定の位置での標高値・勾配値の変化をグラフに表示します。

チャートをポップアウトするには、展開アイコンをクリックします。フッターでタブが開きます。

直線計測

作成した新規の線に移動します。「新しい計測の追加」を選択します。「断面図」、「表面距離」、「水平距離」、「点間距離」、「勾配」のいずれかのオプションを選択できます。 作成した線マーキングに移動し、「新しい計測の追加」>「断面図」を選択します。

断面図 この線に沿って測量データまたは設計データの断面のグラフを作成します。 線マーキングの断面データを示す折れ線グラフが表示されます。 断面図ををポップアウトするには、展開アイコンをクリックします。 フッターでタブが開きます。フッターで「追加」をクリックして分析用の追加データセットを選択します。削除アイコンをクリックしてチャートから削除します。ポップアウトされた断面図の操作については、こちらを参照ください。

表面距離 選択された計測データまたは設計データ範囲の表面標高の違いを含む、表面距離を計測します。

水平距離 端点から端点までの線の合計距離を計測します。

点間距離 2点間の各線分の個別距離を計測します。

勾配 2点間の各線分の勾配(%)を計測します。

地図ビュー 線計測値 - 勾配、表面距離、水平距離、点間距離が地図ビューに表示されます。これは、各計測内の「地図に表示」オプションでオン/オフ切り替えができます。

勾配計測値は各線分の角度を示し、距離計測値は各線分の長さを示します。

断面図の詳細表示機能

ポップアウトされた断面図に対し、以下の操作を行うことができます。 断面レイヤの追加 「➕追加」ボタンを押し、比較するためのレイヤ(設計、地形)を選択し、断面図のグラフに追加します。断面図にマウスカーソルを乗せると、その場所の、各レイヤの高さや差分が表示されます。

断面のズーム  ズームボタンを押し、3D View上の断面線を表示できます。

多角形計測

切盛土量 2つの地形を比較して、選択した範囲内の切土・盛土量を算出します。 作成した多角形マーキングに移動します。「計測の追加」をクリックし、ドロップダウンオプションから「切盛土量」を選択します。

切盛土量 編集アイコンをクリックして、ヒートマップの色とスケールを編集します。 目のアイコンをクリックして、3Dビューのヒートマップ表示のオン/オフ切り替えができます。

進捗 作成した多角形マーキングに移動します。「計測の追加」をクリックし、「進捗」を選択します。 選択範囲内の初期表面から目標設計面(目標形状)までの進捗率(%)を算出します。進捗は、現在の切土・盛土量と合計の切盛土量に基づいて計算されます。 「ヒートマップ」または「分類」(分類された各範囲)を表示することを選択します。 編集アイコンをクリックして、ヒートマップまたは分類の色とスケールを編集します。

任意参照高さ切盛土量計算 測量データまたは設計モデルの切土・盛土量を算出します。計測対象の土量の基準レベルとなる高精度な参照高さを選択します。 作成した多角形マーキングに移動します。「計測の追加」をクリックし、「任意参照高さ切盛土量計算」を選択します。 「参照高さ」値を調整して、ベースの高さを調整します。 切盛土量間でバランスをとる高さを選択するには、「土量バランス自動計算」をクリックします。 編集アイコンをクリックして、ヒートマップまたは分類の色とスケールを編集します。

最適切盛土量計算 測量データまたは設計モデルの切土・盛土量を算出します。「最適切盛土量計算」は、選択範囲内の特徴から地盤レベルを見積もります。 作成した多角形マーキングに移動します。「計測の追加」をクリックし、「最適切盛土量計算」を選択します。 編集アイコンをクリックして、ヒートマップまたは分類の色とスケールを編集します。

「基準地形面を表示」をクリックして、土量算出用のTIN表面またはメッシュを切り替えます。

勾配 3Dビューにヒートマップを追加して、選択範囲の測量データまたは設計データの勾配値を計測します。 作成した多角形マーキングに移動します。「計測の追加」をクリックし、「勾配」を選択します。 編集アイコンをクリックして、ヒートマップまたは分類の色とスケールを編集します。

標高 3Dビューにヒートマップを追加して、測量データまたは設計用の選択範囲の標高値を計測します。選択範囲の最小・最大標高を計測します。 作成した多角形マーキングに移動します。「計測の追加」をクリックし、「標高」を選択します。 編集アイコンをクリックして、ヒートマップまたは分類の色とスケールを編集します。 「等高線表示」アイコンをクリックして、3Dビューに等高線を表示します。等高線間隔の値を調整して、等高線間の高さを変更します。

表面積 土量の面積を計測します。これには、測量データまたは設計モデル用の選択範囲の表面標高における違いを含みます。

作成した多角形マーキングに移動します。「計測の追加」をクリックし、「表面積」を選択します。

平面積 選択範囲の面積を平面として計測します。

作成した多角形マーキングに移動します。「計測の追加」をクリックし、「平面積」を選択します。

現場

切盛土量」、「進捗」、「勾配」、「標高」の各計測など、一部の多角形計測ツールを施工領域全体に追加できます。

「現場」計測を使用する場合、計測実績が現在の「目標設計面(目標形状)」の範囲にクリップされます。

計測アシスタント

土質

線と面積の計測では、「密度」と「単価」が含まれるように土質情報を定義できます。「土量」と「面積」の両方の計測に土質情報を定義できます。

計測タイプを使用する場合、ユーザー定義の土質タイプから1つ選択して、特定の計測の重量とコストを算出できます。

土質の作成と編集

「計測」ビュー内で「土質」セクションを展開します。 土質一覧とそのプロパティを編集するには、「土質編集」アイコンをクリックします。「土質」メニューが開きます。

新規の土質を追加するには以下を入力します。 土質名 タイプ – 「面積」または「土量」を選択 オプションのID 密度 – 面積タイプのみ 単価追加 アイコンをクリックして一覧に追加します。

土質を編集するには、「編集」アイコンをクリックして値を変更し、「確認」アイコンをクリックします。

土質と計測

「計測」ビュー内で「土質」セクションを展開します。

「選択された土質」で、このプロジェクトに追加されたタイプを1つ選択します。

土量ベースの土質(この例では「砂利」)を選択した場合、密度と単価の情報を既存の土量ベースの計測に追加できます。 これには以下の計測値が含まれます。 ● 切盛土量 ● 任意参照高さ切盛土量計算 ● 最適切盛土量計算 質量とコストの値が既存の計測実績に追加されます。

面積ベースの土質(この例では「フォイル」)を選択する場合、単価情報を既存の面積ベースの計測に追加できます。 これには以下の計測値が含まれます。 ● 表面積 ● 平面積 質量とコストの値が既存の計測実績に追加されます。

計測の表示/非表示

計測の目のアイコンをクリックすることで表示/非表示を個別に切り替えることができます。

計測の表示/非表示は、「すべて表示/すべて非表示」ボタンを使用しても、一括でオン/オフ切り換えができます。

「すべて非表示」をクリックすると、各計測の表示/非表示アイコンがオフに切り替わります。

「すべて表示」をクリックすると、すべての計測結果が再度表示されます。

ラインワークを計測に変換

設計平面図をクリックすることで、多角形計測または線計測に変換できます。

多角形計測に変換するには、閉じた多角形内のラインワークをクリックします。多角形アイコンとともに「計測形状に変換」が表示されます。

「計測形状に変換」をクリックすると、サイドパネルに計測が開きます。

「計測の追加」をクリックして、ドロップダウンオプションから選択できるようになりました。

線計測に変換するには、ラインワークの任意のセクションをクリックします。線アイコンとともに「計測形状に変換」がポップアップ表示されます。

「計測形状に変換」をクリックすると、サイドパネルに計測が開きます。

「計測の追加」をクリックして、ドロップダウンオプションから選択できるようになりました。

3D横断図による現場検査

サイドパネルの「計測」タブを開き、「3D横断図」パネルを開きます。

比較する異なる2表面を選択し、「比較」をクリックします。

3Dビューでは、2表面間に平面が表示されます。クリックしドラッグして表面を比較します。

3Dビューをリセットするには「リセット」をクリックします。

各種設定

「各種設定」パネルでは、現場を管理するためのさまざまなオプションにアクセスできます。

施工現場情報

施工現場情報には、現場の詳細が表示されます。「施工現場情報」パネルに表示される情報は、Smart Constructionの現場管理者内で維持されます。「夏時間」のオン/オフ切り替えができます。

座標系

座標参照系(CRS)は、データが地図ビュー上のどこにどのように投影されるかを定義するためのものです。座標系の表示は、ユーザーがローカライゼーションファイルをアップロードしてプロジェクトのCRSを定義したか(左)、手動で定義したか(右)によって異なります。

構成

プロジェクトの「座標系を変更します」は、「座標系」>「構成」>「座標系の変更」に移動することでできます。

プロジェクト作成時に使用できる座標系ダイアログボックスが表示されます。

ユーザーは、ローカライゼーションファイルを変更するか、手動で選択したCRSに切り替えるか、あるいは、その逆を行えます。

「座標系の履歴」は、「座標系」>「構成」>「投影履歴」で観覧できます。 それぞれの詳細が参照できます。

ローカライゼーションファイルが使用されている場合は、設計レイヤーセクションの下のデータレイヤーパネルに表示されます。 CRSを手動で選択した場合、サイドパネルには表示されません。

データ

「データ」ビューは、現場の「毎日の建機施工履歴データの同期」サービスを管理するためのオプションを備えています。

  • グループID – Smart Construction Droneからデータをインポートするときに使用する組織のグループID。
  • 毎日の建機施工履歴データの同期 – オンになっている場合、Smart Construction Dashboardは毎日この時点で、現場の建機から過去24時間のデータを自動的に同期します。現場範囲における入手可能な「施工履歴データ(建機)」だけでなく、「目標設計面(目標形状)」と「施工前測量」が必要です。
  • 施工履歴反映と優先度 – この現場の「施工履歴データ(建機)」の毎日の同期を実行中に、データをチェックする建機のタイプを決定します。優先順位が高いことは、他建機からのデータが重複する場合、当該タイプの建機からのデータが優先されることを意味します。

単位

「単位」ビューには、現場向けに設定されている単位が表示されます。これらの単位は、すべての計測計算とレポートに使用されます。

  • 勾配 – 現場で使用する勾配値を選択します。
    • 角度(°)
    • 勾配率(%)
    • 比率(:)
  • 座標 – ビューに表示される座標のフォーマットを選択します。
    • ローカル – 東、北、Z
    • ローカル – 北、東、Z
    • グローバル – 緯度、経度、標高

表示

「表示」ビューは、表示内の地形データの解像度を制御するためのオプションを備えています。「低」、「中」、「高」のオプションから選択できます。

「Smart Construction施工現場情報」の施工現場情報も表示されます。

「3Dビューのホーム」では、ユーザーは地図表示の現在のビューをホームとして設定できます。

施工関係者

「施工関係者」ビューには、現場にアクセスできるユーザーの一覧が表示されます。また、現場への各ユーザーのアクセスレベルに関する情報が表示されます。

以下のアクセスレベルがあります。詳細については、「アクセスレベル詳細」の章を参照してください。

  • 管理 – 現場とすべてのSmart Construction Dashboard機能に完全にアクセスできます。
  • 計測 – 計測機能へのアクセス、表示、実行、現場データのダウンロードが可能です。
  • 観覧 – 現場データと現場進捗情報にアクセスして観覧できます。
  • なし – 現場データのみにアクセスして表示できます。

アクセスレベル詳細

アクセスレベルごとの権限管理計測観覧なし
「施工履歴データ(建機)」の再取得の実施*
建機の追加/編集(グローバル)*
建機への転送**
ユーザーの役割の管理
プロジェクトへのアクセス(データレイヤーの観覧)
データレイヤーの追加/編集/削除
データのダウンロード
ファイルパネルへのアクセス(ダウンロード)
レポートへのアクセス
建機パネルへのアクセス
計測の観覧
注釈の作成/編集/削除
計測の作成/編集
施工進捗確認
「日々の進捗」の観覧
「作業範囲」の観覧
「各種設定」へのアクセス
プロジェクトを削除
サポートモードの切り替え

サポートモード

「サポートモード」ビューでは、コマツカスタマーサポートアカウントの現場へのアクセス可否を制御できます。

プロジェクトを削除

プロジェクトを削除するには、このオプションを使用します。

プロジェクトファイル

「プロジェクトファイル」ビューでは、現場に追加された各種タイプのデータを表示できます。プロジェクトファイルセクションを使用して、非空間施工ファイルをプロジェクトにアップロードすることもできます。

各現場には、デフォルトのプロジェクトファイルフォルダが数個あります。

  • FileManager – Smart Construction FileMangerが開きます。

プロジェクトフォルダ

  • ローカライゼーション – 現場ローカライゼーションファイル
  • 建機への転送 – 現場SL3ファイル
  • 出力 – レポートファイル
  • 施工履歴データ(建機) – 現場の施工履歴データ(建機)
  • オーバーレイデータ – CZML、GeoJSON、またはKMLの追加
  • オルソ画像 – オルソ画像追加

Smart Construction File Manager

ここにアップロードされたファイルは、いかなる方法でもタイリングまたは処理されることはありません。ファイルがプロジェクトとともに保存されるだけです。

クリックすると、独自のプロジェクトファイルフォルダを追加できます。

ユーザーデータフォルダの作成

「フォルダを追加」アイコンをクリックして新規フォルダを作成します。新規作成したフォルダの名称は「Untitled folder(無題のフォルダ)xx」となります。

フォルダ名の編集

フォルダ名の横にある鉛筆アイコンをクリックしてフォルダ名を編集します。ユーザーフォルダ(鉛筆アイコン付き)のみフォルダ名を変更できます。

データフォルダを削除

削除アイコン(ゴミ箱アイコン)をクリックしてフォルダを削除できます。(ユーザーフォルダのみ削除できます)

ユーザーファイルをフォルダへ保存

ユーザーフォルダ(鉛筆アイコン付き)を開いてファイルをドラッグ&ドロップするか、選択します。

ファイルのアップロードが完了すると、ファイルがファイルリストに表示されます。

ファイルのダウンロード

「ファイルのダウンロード」を選択してファイルをローカルデバイスにダウンロードします。

ファイルの削除

ファイルの削除」を選択してファイルをフォルダから削除します。

建機関連ファイルを建機に転送

ユーザフォルダー内の建機関連のファイルを建機に転送することができます。

  1. メニューの「建機への転送」を選択します。
  1. 建機一覧から建機を選択します。
  1. ユーザー一覧から承認者を選択します。
  1. 「転送をリクエスト」ボタンをクリックしてファイルを転送します。

注意

  • 建機へ転送できるファイルの最大サイズは20MBです。
  • 転送できるファイルタイプは次のとおりです。
    .sl3,.tp3,.tn3,.ln3,.bk3,.mx3,.rd3,.gd3,.pt3,.pl3,.gc3,.dxf,.dw

現場レポートを生成

進捗の計測

進捗チャート 進捗チャートを使用して、最終プロジェクトと比較したプロジェクト全体の完成の詳細を確認します。チャートを表示するには、目標設計面(目標形状)をプロジェクトに登録し、初期測量1件をアップロードし、少なくとも1件の追加測量または施工履歴データ(建機)レイヤーを取り込むかアップロードしなければなりません。 進捗チャートは、画面下部の3D地図ビューの下にあります。

日々の進捗 プロジェクトの日次進捗状況を最終設計と比較するには、日々の進捗チャートを使用します。チャートを作成するには、最終設計をプロジェクトにアップロードしなければなりません。 新規データの使用可能日になると、その都度テーブルに新規エントリが作成されます。「施工履歴データ(建機)」は、現場で使用可能な場合、毎日更新されます。 進捗レポート全体をCSVファイルとして取得するには、「日々の進捗チャート」バーの左下にある「すべての進捗レポートをダウンロードする」をクリックします。

作業範囲 「作業範囲」タブを使用して、現場のさまざまな領域間で切盛土量の計測値を比較します。

ワークエリアを登録するには、多角形用注釈を作成し、コンテキストメニューを開き、「作業範囲をセット」を選択します。 下部パネルの「作業範囲」タブを開きます。切盛土量実績が表示されます。目のアイコンをクリックして、3Dビュー上のヒートマップのオン/オフを切り替えます。

計測により作成された多角形を作業範囲として登録でき、登録した範囲ごとの切盛土量を一括算出できます。

計測する地形を選択できます。選択した地形に応じてカラーマップが表示されます。

スクリーンショットの出力(PNG)

ビューアで現場を開きます。

3Dビューウィンドウを、キャプチャしたいビューに合わせて調整します。

サイドパネル左下の「スクリーンショットのダウンロード」アイコンをクリックします。画像はダウンロードに表示されます。

現場のPDFレポートの作成

ビューアで現場を開きます。エクスポートしたい現場に計測を追加します。

サイドパネル左下の「PDFレポートの作成」アイコンをクリックします。「PDFレポートの作成」画面が開きます。

PDFレポートに含める計測を選択します。

「レポートを生成」ボタンをクリックします。選択された計測を使用してレポート生成が開始します。 レポートの生成が完了すると、レポートをダウンロードするか、オプションを編集してレポートを再度生成するかを選択できます。 「レポートのダウンロード」をクリックすると、レポート名と印刷設定を尋ねる画面が表示されます。必要に応じて調整し、保存します。レポートがダウンロードバーに表示されます。

建機管理

組織建機

使用可能建機一覧に移動するには、プロジェクト一覧ページの「建機」ボタンをクリックします。「建機」ページが開きます。

建機詳細を観覧する 建機の詳細を調べるには、一覧内の項目をクリックします。「建機詳細」パネルが開きます。 ここでは、建機の基本的身元情報、接続状態、割り当て現場、および貸し出し情報を観覧できます。

建機を追加する 新規の建機を登録するには「新建機」をクリックします。建機詳細(名前、モデル、タイプ、機番、区分など)を入力します。「追加」をクリックして建機を追加します。

建機詳細を編集する 基本的な建機詳細を編集するには、「建機詳細」パネルを開き、鉛筆アイコンをクリックします。建機オプションを確認し、クリックします。

建機を削除する 建機を完全に削除するには、「削除」ボタンをクリックして確認します。

現場に建機を登録する 建機を現場に登録するには、「建機を現場に追加」をクリックします。 次の画面で、一覧から施工現場を選択し、「追加」をクリックします。 現場が「建機詳細」ページに表示されます。

ICT接続 接続状態(非ICT建機またはオフライン、接続、切断)が建機の現場詳細情報の下に表示されます。

建機をレンタルする 建機が自社保有物であり、他の組織に貸し出されておらず、施工領域に割り当てられていない場合、建機を貸し出すことができます。「レンタル詳細」の「レンタルを開始」ボタンをクリックして貸し出しを開始してください。 建機の貸し出し先となるユーザーのユーザID(メールアドレス)などの貸出詳細を入力します。開始日は建機購入日の後でなければならず、終了予定日は開始日の後でなければなりません。「レンタルを開始」をクリックします。

現場建機

建機が現場に追加されたら、ビューアで現場を開き、サイドパネルの「建機」タブを開き、これらの建機のアクティビティを確認します。

施工領域上の建機の一覧を観覧する サイドパネルの「建機」タブを開くと、現場に割り当てられた建機の一覧が表示されます。

建機をクリックして、建機詳細を観覧します。

建機を現場に追加する 「建機の追加」をクリックして、既存の建機を現場に追加します。 使用可能な建機の一覧を検索します。建機を選択して、追加詳細を観覧します。稼働開始日と、必要に応じて稼働終了日を入力します。詳細を確認し、「追加」をクリックします。

使用期間 使用期間は、建機が現場で稼働する期間の日付を示します。終了日は、設定されるまで未定となります。

稼働期間の日付を編集するには、鉛筆アイコンをクリックします。開始日と、必要に応じて終了日を確認した後、「保存」をクリックします。

建機ファイルの転送

建機の転送一覧を観覧する 建機への転送ファイルの一覧を観覧するには、サイドバーの「建機」パネルを開き、建機を選択します。

現場SL3ファイルの転送をリクエストする 現場のSL3ファイルは、設計ファイルとともに建機に転送しなければなりません。SL3ファイルを転送するには、サイドバーで建機を開き、「SL3ファイルの転送」をクリックします。

ファイルの転送先となる単一または複数の建機を選択し、「次へ」をクリックします。転送を確認するユーザーを選択し、「転送をリクエスト」をクリックします。

設計ファイルを転送する 設計ファイルを建機に転送するには、サイドバーの「データレイヤー」パネルを開きます。プロジェクトに追加されているTP3設計レイヤーを選択し、コンテキストメニューを開き、「建機への転送」をクリックします。 ファイルの転送先となる単一または複数の建機を選択し、「次へ」をクリックします。転送を確認するユーザーを選択し、「転送をリクエスト」をクリックします。

建機関連ファイルを建機に転送

SL3ファイル、設計ファイル以外の建機関連ファイルを建機に転送する場合は、プロジェクトファイルメニューから行います。

ファイル転送の承認

ファイル転送について、転送を確認するユーザ(承認者)の承認が必要となります。 転送リクエストが行われると、承認者のメールアドレスに、転送リクエストが行われたことを通知するメールが送信されます。

承認者はSmart Construction Dashboardにログインし、右上の通知アイコンから、「建機の転送」タブを開き、「承認」を押すと、建機へのファイル転送が実施されます。

「却下」を押すと、そのファイルは転送されず、転送取り消しとなります。 ふぁ

Smart Construction Dashboard モバイルからのファイル転送承認

承認者がSmart Construction Dashboard モバイルアプリケーションを使用している場合、スマートフォンに転送通知が出ます。

Smart Construction Dashboard モバイルアプリケーションを開き、承認一覧から承認したい転送依頼を開きます。

承認ボタンを押すと、建機へのファイル転送が実行されます。

ファイル転送状況の確認

ファイル転送状況の確認は、プロジェクト建機の「転送」タブから行うことが可能です。

建機のリモートサポート

Smart Construction Dashboardにはリモートサポート機能があり、ユーザーはコントローラ画面を閲覧したり、現場に結びつけられた建機のコントローラを遠隔操作することができます。リモートサポート機能は組織の建機リストまたはプロジェクトの建機一覧からアクセスすることができます。

この機能は北米では使用できません。

組織の建機一覧からのリモートサポート

これは組織の建機一覧からアクセスするリモートサポート機能です。

「リモートサポート」ボタンは建機がオンライン状態のときだけ有効になります。

「リモートサポート」ボタンを押すと新しいブラウザタブが開き、建機のコントローラと同じ画面が表示されます。画面表示のみか、画面上での操作が可能かはユーザーの権限と使用地域により決まります。

プロジェクトの建機一覧からのリモートサポート

これはプロジェクトの建機一覧からアクセスするリモートサポート機能です。

「リモートサポート」ボタンは建機がオンライン状態のときだけ有効になります。

「リモートサポート」ボタンを押すと新しいブラウザタブが開き、建機のコントローラと同じ画面が表示されます。画面表示のみか、画面上での操作が可能かはユーザーの権限と使用地域により決まります。(次章を参照してください。)

リモートサポートのユーザー権限

組織の建機一覧からのリモートサポート

役割日本北米以外の海外北米地域
スーパー管理者リモート閲覧のみリモートコントロール不可
管理者リモート閲覧のみリモートコントロール不可
監督不可不可不可
施工関係者不可不可不可

プロジェクトの建機一覧からのリモートサポート

役割日本北米以外の海外北米地域
管理リモート閲覧のみリモートコントロール不可
計測リモート閲覧のみリモートコントロール不可
閲覧不可不可不可
なし不可不可不可

レンタル時のリモートサポートについて

レンタルしている建機については、レンタルを行った時点で、貸出先に操作権限が移ります。レンタルが終了すると、貸出元でリモートサポートが可能です。

Smart Construction Dashboardモバイルアプリとのコミュニケーション

Smart Construction Dashboardモバイルについて

Smart Construction Dashboardモバイルアプリは、Smart Construction Dashboard上で作成したフィールドを活用して現場作業者が最新の地形条件を確認したり、Smart Construction Dashboardからの指示内容に基づいて作業を実施したり、メッセージや写真等を使用して作業のレポートを作成したりするためのアプリケーションソフトです。

モバイルアプリには次の機能があります。

  1. 地形の表示
  1. 現場の作業者および監督との通信
  1. 写真の共有
  1. 表示点への表示移動

Smart Construction DashboardはSmart Construction Dashboardモバイルアプリに作業指示を送信し、モバイルアプリから返信されたメッセージやレポートを閲覧する機能を備えています。

Smart Construction Dashboardのコミュニケーション機能

  1. コミュニケーションタブ:モバイル版との統合に使用します
  1. メッセージリスト:3つのフィルターで絞り込まれたメッセージのリストが表示されます。
  1. フィルターボタン:必要なメッセージだけに絞り込むために使用します。
  1. 追加ボタン:新規メッセージを追加するときに使用します。詳細は「新規メッセージを作成」の章を参照ください。

新規メッセージを作成

  1. メッセージ(必須):メッセージを記載します(作業指示等)。
  1. 受信者(オプション):メッセージの受信者を指定します。
  1. 添付(オプション):図面や写真などの画像ファイルを添付します。
  1. 描画パレット(オプション):[点、線、平面、矢印]を使用して特定位置を示すことができます。一つのメッセージに複数の図形を描画できます。描画した図形は変更(再編集)できないため、不要な描画をクリックして「削除」を選択し、新たに注釈図形を描画しなおします。
  1. 保存/キャンセル:「保存」または「キャンセル」をクリックしてメッセージを保存またはキャンセルします。「キャンセル」をクリックすると、直前の記述がキャンセルされます。

Smart Construction Rover連携機能

Smart Construction Rover連携について

Smart Construction Dashboardには、Smart Construction Roverに対し、計測指示を送ったり、計測指示した計測依頼点に対して、Smart Construction Roverで計測した結果を受け取って、Smart Construction Dashboard上で表示する、計測指示機能があります。

この機能は、事務所や、オフィス等の遠隔地から、現場の作業員に計測指示を送るために使用できます。

本機能は、現在、日本のみで使用可能です。

Smart Construction Rover計測指示の作成

①左端のアイコンリストから、計測指示のアイコンをクリックして、計測指示メニューを開きます。

②「+追加」ボタンを押して、計測指示の追加画面に遷移します。

③計測指示の名称を追加します。

④3D View上で、計測したい場所をタップすると、計測依頼点が追加されマーカーが表示されます。

1つの計測指示の中には、複数の計測依頼点を追加できます。

⑤追加済みのマーカーをタップすると、マーカーに重なる点を追加するか、マーカーを消去するかの選択が出てきます。

⑥左のパネルに追加された点の▶︎ を押すと、追加した計測依頼点の情報が表示されます。

⑦「保存」ボタンを押すと、計測指示が保存され、計測指示の画面に戻ります。

計測指示一覧には新たに作成した指示が追加されます。 計測指示内に追加した地点(座標値)は自動保存されています。自動保存された地点(座標値)情報は、送信作業を行わなくてもSmart Construction Roverアプリケーション上で地点(座標値)データを取得できます。

Smart Construction Roverでの計測実施

Smart Construction Dashboardで作成された計測指示をSmart Construction Roverでダウンロードし、計測を実施します。 操作の詳細は、Smart Construction Roverのマニュアルを参照ください。

次項からの操作は、次の作業が完了した後に実施可能です。 ・端末のLANDLOGへのログイン ・端末内の現場作成 ・端末の現場とSmart Construction Dashboard側の現場の紐づけ 上記の作業方法については、Smart Construction Roverのマニュアルを参照ください。

Smart Construction Rover側で計測指示(座標値)を読み込む

1縦三点リーダーを押し、【既知点ダウンロード】を選択

2【ダウンロード】ボタンを押す

3Smart Construction Dashboard側で作成した計測指示内にある地点座標情報が取り込まれたことを確認する。【閉じる】ボタンを押し終了する。

※位置出しをしたい地点の選択は、この後の作業で行います。ここでは、Smart Construction Dashboard側で登録した計測指示(座標値)をSmart Construction Rover側の端末に取り込みのみを行います。

Smart Construction Rover側で逆打ち地点の座標値を選択

1【一般・端点】ボタンを押し、計測モード切替えを表示させる 2【逆打端点】を選択し、OKボタンで確定 3【既知点名】ボタンを押し、地点名を表示させる 4Smart Construction Dashboard側で登録した計測指示を選択し、計測指示内にある地点座標情報を選択する。 5選択した地点名が表示されていることを確認する 6アンテナ高は、こちらから変更する。

Smart Construction Roverで実測値を計測

1端末のナビゲーションに従い、現場内で逆打ち地点まで移動する 2逆打ち地点に到着したら、【記録開始】ボタンを押し実測値を計測する 3計測を実施 4自動で実測値のデータが送信(保存)されます。

※Smart Construction Dashboardに表示される実測値は計測のたびに上書きされる仕様です。 例:Point7の逆打ちモードで、5回計測を行った場合は、5回目の計測結果のみがSmart Construction DashboardのPoint7の実測結果として反映されます。

計測結果の表示

①計測指示一覧から表示したい計測指示を選択して、クリックします。

②計測依頼点の一覧の▶︎をタップすると、計測指示と、計測結果がある場合は計測結果が表示されます。

未計測の場合は、結果は空白になります。

③3DView上でマーカーをタップすると、計測指示と結果が表示されます。

計測指示のCSVインポート

計測指示は、CSVファイルからも取り込むことができます。

①計測指示の追加画面で、名称を入力後、「CSVファイルからインポート」ボタンを押します。

②取り込みたいCSVファイルを選択して、「取り込み」ボタンを押します。

③CSVファイルが読み込まれると、計測依頼点が計測指示に追加されます。

④「保存」ボタンを押すと、計測指示が保存され、計測指示の画面に戻ります。

計測指示一覧には新たに作成した指示が追加されます。 追加された計測指示はサーバに送られているので、Smart Construction Roverでダウンロード可能です。

計測指示のCSVファイル形式

取り込みに使用するCSVファイルの形式は、ポイント名称、現場のローカル座標系(North,East,高さ)をコンマ形式で1行に入れたものとなります

計測指示の編集

①追加済みの計測指示を開き、「編集」ボタンを押します。

②計測指示が編集モードとなり、計測指示の名称と、計測依頼点の追加、削除、変更ができるようになります。

③「保存」ボタンを押すと、変更結果が保存され、サーバ上の計測指示も更新されます。

注意:

  • 計測指示を更新した場合は、Smart Construction Rover側で、再度、計測指示を取り込み直す必要があります。
  • 修正前の計測指示に基づいて、行った計測結果は、計測指示が更新されても残っております。改めて計測を行うことで最新の計測結果Smart Construction Dashboardで表示されます。
  • 計測済みの計測依頼点を削除すると、その計測結果は、計測依頼点と紐づかなくなり、Smart Construction Dashboard上で表示できなくなります。